仁義無き陣取り合戦「カルカソンヌ」
「カルカソンヌ」は実在する街の名前なんですってね。「城塞都市」ってなんともロマンの溢れる響き…
今日のボドゲ部はそんな城塞都市(ん?要塞都市?)をモチーフにした、その名もそのまんま「カルカソンヌ」をプレイ。
一週間ほど毎夜オカンと遊んだので(笑)ルールはバッチリ。正直最初の一回は「ふーんなるほどね」くらいだったのですが、遊ぶほどにじわじわ面白み(うまみと言うか…)が染みてきて侮れない…夜に一戦交えるのに丁度良いシンプルさと適度な運要素。ルールの単純さの割に深みがあって、美味しい塩ラーメンみたいな感じ(?)。
ただそれも二人プレイでまったりやってたからならではの味わいなのかもしれない。三人以上で遊ぶのは今回が初なので、どうなるだろか。
細かくはwikiでもレポーターさんのブログなりでも見て頂くとして()相変わらずのざっくりルール説明を一応。
プレイに使うタイルには道や建物が描かれています。道や城壁に囲まれた街並みの一部など。それを混ぜて裏にして置いたものから一枚ずつ引き、既に場にあるタイルの絵と繋がるように配置。
その上でその先長く あるいは大きく出来そうな「道」「町」「修道院」「草原」に自コマを置いて領土を主張。
それぞれの施設には「完成」があり、完成する事で初めて自分に得点が入ってくる、という仕組みです。
自コマは複数あるものの、施設が完成しないと領土主張中の自コマを回収できないため、それぞれあんまりデカくしようと欲張るのもよろしくない。いざという時にコマが置けない!とならないように見極めが必要です。…ただまあ未完成の施設も最後の加点要素にはなるので、あまり慎重になり過ぎなくても良いのかも。
各施設とも「完成」した時の加点の仕方が違っていて、道は道を構成しているタイル数×1点。町はタイル数×2点で、「紋章」か描かれているタイルを含めていると紋章1つにつきもう2点。修道院は周り8方向をぐるっと全て埋める事ができれば9点。草原については長くなりそうなので飛ばします(
町を基本に修道院も狙いたいところですが、道でしれっと小銭を稼ぐのもあり。
と、大体そんな説明をした所で、習うより慣れる方が確実に分かりやすいので実戦へ。分かれば単純なのにやっぱり最初はごたごたしてしまうものなんですねー、「コマの置かれている施設には新しくコマは置けない」「便乗と横取り」のあたりの説明と理解に時間を食ってしまった…
そう。このゲーム、タイルの絵柄や絵合わせ的なルールからどこか牧歌的な…穏やか気な雰囲気を漂わせておきながら、便乗や横取りなどの人間くせえ戦いが繰り広げられるのです。
これ多分複数人数ならではだと思うのですが、自分が遊んだ感じ、二人プレイだと結構個々の運試し感が強かったんです。施設の完成に便乗して点数相殺(置いてあるコマが同数の場合は両者に同点加算されるので)などの妨害はありましたけど、まあ言っても二人なので自分の陣地の拡大を優先しがち。
これが人数が増えると、個人でちくちくやるより共同でデカめの施設を完成させる方が効率が良いんですよね。なので5人プレイだった今日もそんな思惑が色濃く出ていて面白かったです。
他人の支配してる土地の近くにしか置けるとこが無い!じゃあちょっと共闘しましょう(便乗)。そこデカいな、私も混ぜて(便乗)。俺もそこ欲しい(便乗)!ここにこう置けば〇〇さん締め出せるよ(裏切り ※未遂)?など。
人数が多ければ置かれるコマも多いわけで、他人とある程度陣地が被りがちになるのはしょうがないんですよね。ここは仕方ないけどそこはどう出し抜くか…みたいな攻防があるのです。
引くタイルの絵柄は運任せなので、なかなか上手くいかない部分がまた楽しい。しれっと「ここ置けますよ?」と自陣を指す人の多い事(私もですが)…
もっとしっとり遊ぶようなゲームだと思ってたので、まさかコレで大ウケしてもらえるとは思わなかった(笑)なかなか楽しんでもらえたようで、目をつけた甲斐があったというものです( ˘ω˘ )
完成しないと思われた大都市が完成するというドラマが起きた辺りで本日は時間切れ。ルールを把握した上で明日も遊んでもらう事になってるので、今度はちゃんと最後までいけたら良いんだけど。いや無理かな。喋るもんな。
〜本日のメイク・ドラマ〜
どんどん大きくなり収集がつかなくなってくる町。便乗しようとしてその周りを囲ってくるプレイヤー達。引きが悪くて一人便乗出来ないわたし(
そんな町がそろそろ大都市として完成しそう!ズルい!わたしも混ざりたい!ようやく引き当てた便乗出来そうなパネルを颯爽と配置!丁度町の末端っぽい地形なのでこれは行けるんでは?
そしていよいよ大都市が完成を迎える・・・・・紋章もたくさん、計32点のオオモノを造り上げた最後のタイルがこちら
※黒いのがわたし
こういうことが起こるのがカルカソンヌの楽しいところです(笑顔)
泣いてなどいない